通訳ガイドが体験!金箔職人のマスタープラン 前編|金沢・文化体験

金沢といえば、全国シェア100%を誇る「縁付(えんつけ)金箔」。


UNESCO無形文化遺産にも登録されている、地元の誇りである伝統文化です。

こんにちは、英語スペシャリストで金沢在住の通訳案内士・Fumieです。


私は金沢と白川郷を中心にガイドをしています。


今回は、ガイド仲間と一緒に特別な金箔体験プランを体験してきました!

体験の舞台は、創業70年の金箔専門店「箔座」本店。


ひがし茶屋街から徒歩10分ほどの場所にあります。


箔座では2024年夏から「箔づくり体験プラン」を開始しました。


他店の「金箔を貼る体験」とは違い、一から金箔を作る工程を体験できるのが魅力です。

私たちが選んだのは、職人さんから直接指導を受けられる贅沢な「マスタープラン」。


体験料は15,000円(税込)、所要時間は90~100分、定員2名のプランです。

体験内容と金沢の金箔について

体験は、店内の金箔を施したお茶室の前で、インストラクターさんによるレクチャーから始まります。


そもそも金沢で金箔の生産が始まったのは江戸時代、金沢城再建のために幕府の許可を得たのがきっかけでした。


その後、幕府の目を逃れながら技術を磨き、現在では「縁付金箔」として伝統的な製法が受け継がれています。

特に重要なのが「箔打ち紙」。

半年かけて作られるこの紙は、金箔を伸ばす工程で何十回も再利用でき、仕上がりを左右する大切な素材です。

金箔製造は「澄み職人」「箔打ち職人」「箔移し職人」の3つの専門技術で成り立っています。

私たちのマスタープランでは以下の工程を体験しました:

  • 菊作り(紙の準備)
  • あく打ち(機械で紙を打つ)
  • 打ち前(金箔の束を機械で打つ)
  • 仕入れ(小さく切った金(澄)を紙に挟む)
  • 移し仕事(完成した金箔を竹枠で裁断する)

果たして、私たちの手で金箔は完成するのでしょうか?
後編に続きます!

投稿者プロフィール

fumie
金沢生まれほぼほぼ金沢育ち。28年間英会話講師を務め、長年の夢だった全国通訳案内士の資格を取得。金沢を訪れる海外からの旅行者をアテンドしています。趣味は、英語学習。留学経験なしの「純ジャパ」で英検1級、TOEIC970点を取得した経験を生かして英語学習者に役立つ情報とガイドの仕事で得た地元・金沢の情報とその魅力を紹介していきます。

この記事を書いた人

fumie

金沢生まれほぼほぼ金沢育ち。28年間英会話講師を務め、長年の夢だった全国通訳案内士の資格を取得。金沢を訪れる海外からの旅行者をアテンドしています。趣味は、英語学習。留学経験なしの「純ジャパ」で英検1級、TOEIC970点を取得した経験を生かして英語学習者に役立つ情報とガイドの仕事で得た地元・金沢の情報とその魅力を紹介していきます。