英語のスペシャリスト・金沢在住の通訳案内士のfumieです。
本日2月3日は、立春。
暦の上では春ですが、金沢では、今が一番寒さの厳しい時期です。
今回は、我が家の氏神様、宇多須(うたす)神社恒例の、節分祭のリポートをお送りします(宇多須神社の記事はこちらへ)
【節分祭恒例】ひがし芸妓衆の奉納舞と豆まき
会場の宇多須神社は、ひがし茶屋街から歩いてすぐ。
節分祭では、ひがし茶屋街の芸妓さんたちが、舞の奉納と豆まきをするのが恒例です。
この日は、観光客から地元の人まで、大勢の人で賑わいます。
しかしながら、2021年は、感染症の影響で、規模を縮小して行うことになりました。
艶やか芸妓さんによる豆まき
果たして豆まきはあるのか?
微かな期待を抱きつつ、寒空の中、境内に立っていると、
神事を終え、福枡(ふくます)を持った黒のおひきづり(裾の長い着物)姿の芸妓さんが登場!
「鬼は外!福は内!」の掛け声で、芸妓さんによる豆まき!
宮司さんと金沢市長による豆まきも。
短い間でしたが、わずかに集まったギャラリーは大喜び!
これで今年の難を逃れることができそうです!
ひがし芸妓衆が奉納舞
豆まきが終わり、拝殿では恒例の奉納舞が。
黒のおひきづり(裾の長い着物)は、新年から松の内の15日までの間に着る、特別な着物です。
髪には、稲穂のかんざし。
「稲穂のように頭を垂れて、謙虚に芸に勤しみます」
という意味が込められているそうです。
「さわぎ」芸妓衆総出で賑やかに
奉納舞の最後を締め括るのは、ひがし芸妓衆総出の「さわぎ」
おめでたい席などで披露される、一番盛り上がる演目です。
こうやって芸妓さんが勢揃いするのを見ることはなかなかありません。
来た甲斐がありました!
【柊鰯(ひいらぎ いわし)】節分の魔除け
境内で、柊鰯(ひいらぎ いわし)見つけました。
柊鰯とは、
柊の葉の棘(とげ)が鬼の目を刺すので門口から鬼が入れず、また塩鰯を焼く臭気と煙で鬼が近寄らないと言う(逆に、鰯の臭いで鬼を誘い、柊の葉の棘が鬼の目をさすとも説明される)。日本各地に広く見られる。
Wikipedia
柊に生の鰯の頭を突き刺した、一見ギョッとする、節分の魔除けです。
【まとめ】丑年はゆっくり一歩一歩前進する年
2021年丑年の絵馬。
宇多須神社の絵馬は、アメリカ人の版画家さんのデザインです。
干支のおみくじ、ずらり。
干支の中で、牛は一番のんびりしていて、歩みが遅い生き物。
丑年は、急がず慌てず、直実に一歩一歩前へ進むのが吉、とされているそうです。
今年は、節分祭のおかげで良い一年になりそうな気がします。
投稿者プロフィール
- 金沢生まれほぼほぼ金沢育ち。28年間英会話講師を務め、長年の夢だった全国通訳案内士の資格を取得。金沢を訪れる海外からの旅行者をアテンドしています。趣味は、英語学習。留学経験なしの「純ジャパ」で英検1級、TOEIC950点を取得した経験を生かして英語学習者に役立つ情報とガイドの仕事で得た地元・金沢の情報とその魅力を紹介していきます。
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