英語のスペシャリスト・金沢在住の通訳案内士のfumieです。
雪がちらつく12月某日、毎年恒例の金沢芸妓の舞へ行ってまいりました。
昨年度開催の金沢芸妓の舞の記事はこちらへ。
2020年度 金沢芸妓の舞に参加しました
催しは計15回公演。金沢市内の三つの茶屋街の芸妓さんが交代で出演されます。
今年度の会場は石川県立美術館ホール。
会場のホールの前に飾られた華やかな花嫁のれん bridal screen
石川県では、婚礼の日に嫁ぐ家の仏間に飾り、お嫁さんがその暖簾をくぐって仏壇参りをするという慣わしがあります。
婚礼以外では、出産などおめでたいことがあったときは飾るのだとか。華やいだ気分になりますね。
芸妓さんの千社札はラッキーアイテム
参加者に配られた当日出演する芸妓さんの千社札(せんじゃふだ)
千社札は芸妓さんがお客さんに配る小さな名刺のようなもので、シールになっています。芸妓さんによってそれぞれ違うデザインです。
芸妓さんの千社札はお守り good luck charm としてお財布に入れたりします。
京都の舞妓(まいこ)さんはお金が「まいこ」むとされ、さらに舞妓さんを卒業した芸妓さんは「元舞妓」→「もとまいこ」→お金が「もっとまいこ」むということでlucky itemなんだそうです。
艶やかな芸妓さんとお座敷太鼓に挑戦!
今回公演の出演はひがし茶屋街の芸妓さん。笛に始まり、その後舞が披露されました。
艶やかな芸妓さんの舞に見惚れてしまいます。残念ながら写真は撮れなかったので、ぜひ足を運んで生の芸をご覧になってください。
後半はお座敷遊びの時間。参加者がお座敷で実際に遊ぶ太鼓を芸妓さんと一緒に叩きます。
「誰か叩きたい人いませんか?」とステージ上の芸妓さん。恥ずかしがってみんななかなか手を上げないので、芸妓さんからご指名がかかります。
お座敷太鼓は金沢特有のお座敷芸です。
「太鼓の真ん中を思いっきり叩くといい音がしますよ!絶対に破れないから安心して!」と芸妓さん。
「虫送り太鼓」という太鼓です。田んぼのイナゴなどを外注を追い払うために演奏する太鼓だそうです。
芸妓さんの掛け声に合わせて「ドンドンドン ドドンガドン」
最後はダイナミックな早打ち!
実はこの後私も指名されステージ上に!
いきなりの指名にドキドキ。太鼓も心臓もドドンガドンでした(笑)
金沢芸妓の舞へのアクセス
名称 | 金沢芸妓の舞 |
期間 | 2020年11月20日(金)から 2021年3月18日(木) 全15回公演 |
時間 | 開演:14時 開場:13:30 公演時間:約40分 |
会場 | 石川県立美術館ホール |
料金 | 大人:1,000円 団体:800円(15名以上) |
予約 | 電話で要予約。076-225-1371 |
ウェブサイト | https://www.pref.ishikawa.lg.jp/muse/event/geigi_no_mai.html |
投稿者プロフィール
- 金沢生まれほぼほぼ金沢育ち。28年間英会話講師を務め、長年の夢だった全国通訳案内士の資格を取得。金沢を訪れる海外からの旅行者をアテンドしています。趣味は、英語学習。留学経験なしの「純ジャパ」で英検1級、TOEIC950点を取得した経験を生かして英語学習者に役立つ情報とガイドの仕事で得た地元・金沢の情報とその魅力を紹介していきます。
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