fumie 
PDF形式で記事をダウンロードする師走某日、大変ユニークな茶会に初参加。
題して、
金沢・築100年以上の料亭でサラリーマン茶会！「アンチ徳川、反骨精神マイメン金沢だお茶会」@大友楼～リストラされた加賀藩士とか助けまくった侠気と反骨精神な料亭で茶会＆トークー～
と、何やら血の気の多いタイトル。
そして会場は、あの老舗料亭『大友楼』
決して敷居の低くない、かの高級料亭に潜入する
これは千載一遇チャンスです！
『給湯流茶道』は現代のサムライのための茶道
茶会の主催は『給湯流茶道』
かつて戦場でお茶を嗜んでいた武将たちのごとく、
現代のサムライとも言える、サラリーマンやOLが、
オフィスの給湯室でお茶を嗜むことが『給湯流茶道』のコンセプトです。
給湯流茶道を広めるべく、
お家元自らが日本全国を行脚。
いよいよ金沢での茶会での開催と相成りました。
給湯流茶道のお家元・谷田半休（はんきゅう）氏
給湯流茶道・家元の、谷田半休氏は、
自称『窓際のサラリーマン』でありながら
『オフィス諸行無常』を生き抜く
さしずめ令和の戦国武将。
（詳しいプロフィールは家元発信のSNSをご参照ください）
料亭の２階に用意された会場は、
いくつかある部屋の中でも格式のあるお部屋。
わらわらと参加者が集まり出し、
お家元『皆さんの中で、茶道経験者はいらっしゃいますか？』
に対して参加者全員がハンズアップ。
『この文化の高さ！』と驚愕のお家元。
確かに金沢は茶道人口が多い街としても有名です。
早速、家元のお部屋のしつらえチェックが入り、
次第に場も温まってきました。
さてさて、茶会のスタートです。
全ては『見立て』なんでもありの無茶振り茶会
本日のお菓子は、上生菓子、ではなく意外にも
『一万円札のクッキー』
福沢諭吉バージョンもあとしばらく。
名残を惜しみながらいただきます。
お茶碗は、子供用のご飯茶碗。
家元曰くこれらは『井戸茶碗』
『井戸茶碗』とは、元々朝鮮半島で焼かれた雑器でしたが
いつの間にか『わび』の美意識に取り入れられたもの。
こちらのお茶碗、聞けば今回の茶会で一番古いものなんだとか。
野球少年のユニフォームといい、グローブといい、
戦前の雰囲気を漂わせるイラスト。
これらのお道具といい、お菓子といい、
給湯流茶道では、全てが『見立て』
『見立て』とは、
従来のあるべき姿としてではなく、別の視点で見る、
と言うことですが、
いわば、なんでもありの茶会なのであります。v
家元コレクションの『推し茶碗』でお茶はいかが？
こういったユニークなお茶碗を集めるコレクターでもある家元。
今回の茶会の直前に見つけた、お茶碗がどうしても欲しい！
というご要望に応えるべく、
兼六園内の某茶店で『井戸茶碗』を購入するというミッションを授かりました。
そしてつい先日無事ミッションをクリアしましたことを
ここにご報告させていただきます。
いつかどこかの茶会でお披露目される日が来ましょう。
料亭スタッフさんと炸裂するぶっちゃけトーク
お茶をいただいて一同ほっこりした後は、
家元＆大友楼のスタッフさんのぶっちゃけトーク。
大友楼の当主が西日本きっての刀剣の目利きだったとか、
江戸時代末期にリストラされたリアルサムライを救ったなど、
さすが老舗料亭らしい歴史の話から一転、
かつてスタッフさんが前職でマウント取られたという
ブラックなトーク。
あまりの生々しさに、家元から『Twitter禁止』発令。
愉快な時間はあっという間に過ぎ、
茶会＆トークショーはつつがなく終了。
やっぱり普通じゃなかった『給湯流茶道』
また機会があれば参加してみたいです。
ちなみに家元は、Spotifyでも配信中ですので、
興味のある人はぜひ。
ジャニーズファンじゃない私でも、かなりハマってます（笑）
投稿者プロフィール
- 金沢生まれほぼほぼ金沢育ち。28年間英会話講師を務め、長年の夢だった全国通訳案内士の資格を取得。金沢を訪れる海外からの旅行者をアテンドしています。趣味は、英語学習。留学経験なしの「純ジャパ」で英検１級、TOEIC950点を取得した経験を生かして英語学習者に役立つ情報とガイドの仕事で得た地元・金沢の情報とその魅力を紹介していきます。
最新の投稿
仕事2024年8月20日通訳ガイド Vibram 5本指シューズで街歩き｜金沢・仕事
仕事2024年8月18日通訳ガイドとしての実績とこれから｜金沢・仕事
グルメ2024年8月17日福光屋 ひがし茶屋街で日本酒テイスティング｜金沢・観光スポット
文化2024年2月7日金沢・福光屋の蔵内見学で日本酒の世界へワクワクの旅