金沢芸妓のミュージアム 浅の川園遊会館|金沢・観光スポット

英語のスペシャリスト・金沢在住の通訳案内士のfumieです。

金沢で日本人だけでなく外国人にも

人気の観光スポットといえば、

ひがし茶屋街。

その近くに、このほど新しいミュージアムがオープンしました。

【金沢 浅の川園遊会館】金沢の茶屋文化がテーマのミュージアム

2022年5月にオープンした『金沢 浅野川園遊会館』は、

金沢の茶屋文化をテーマにしたミュージアムです。

昭和初期に建てられた町屋をリノベした建物で、

場所はひがし茶屋街の最寄りのバス停(橋場町)から

歩いて2、3分のところにあります。

ひがし茶屋街が開かれたのは、江戸末期の1820年。

2020年で200年を迎えました。

館内一階には古い時代の写真や

現役の芸妓さんの名前が書かれたうちわ、

お座敷太鼓や笛などが

展示されています。

2階には舞台があり、会館のオープンを記念して

芸が披露されたそうです。

今後はお稽古や発表の場として活用されるとのこと。

現在は舞台奥の大きなスクリーンで

金沢芸妓の映像を見ることもできます。

【天下の名妓】全国に名を轟かせた伝説の芸妓

2階に展示されている目にも鮮やかな着物。

江戸時代に活躍した火消し・加賀鳶(かがとび)をモチーフにした

なんとも勇ましい着物の持ち主は、

『天下の名妓』と呼ばれた『美ち奴』(みちやっこ)

当時は全国的にも有名な踊り手だったそうです。

亡くなってからも伝説の名妓として

金沢芸妓の歴史に刻まれています。

ひがし茶屋街のジオラマは圧巻!

建物奥の土蔵には、

ひがし茶屋街と主計町茶屋街を紹介するパネルと

現在のひがし茶屋街を現したジオラマが。

これがびっくりするほど忠実に作られています!

建物の中の様子も丁寧に表現してあって

茶屋建築に興味のある人は

一見の価値ありです。

【浅野川園遊会】賑やかな祭りは昭和・平成の春の風物詩

そもそもこの会館を運営する『浅野川園遊会』は

昭和62年に浅野川界隈で始まった

お祭りを主催していました。

当時は浅野河川敷に建てた浮き舞台で、

金沢芸妓をはじめ、いろんなジャンルのパフォーマーが

芸を披露していました。

私も子供たちを連れてよく遊びに行っていたのを思い出します。

春の風物詩として賑わっていた当時の

懐かしい映像や浮き舞台の模型を

見ることができるので

地元の人もぜひお運びくださいませ。

金沢 浅野川園遊会館へのアクセス

名称金沢 浅野川園遊会館
住所〒920-0838 金沢市観音町1-1-4
電話076-256-0908
休館日毎週水曜、年末年始(12月30日〜1月4日)
開館時間10:00~17:00(入館は16:30まで)
入館料一般:300円、65歳以上・大学生:200円、小、中、高生・無料

投稿者プロフィール

fumie
金沢生まれほぼほぼ金沢育ち。28年間英会話講師を務め、長年の夢だった全国通訳案内士の資格を取得。金沢を訪れる海外からの旅行者をアテンドしています。趣味は、英語学習。留学経験なしの「純ジャパ」で英検1級、TOEIC950点を取得した経験を生かして英語学習者に役立つ情報とガイドの仕事で得た地元・金沢の情報とその魅力を紹介していきます。

この記事を書いた人

fumie

金沢生まれほぼほぼ金沢育ち。28年間英会話講師を務め、長年の夢だった全国通訳案内士の資格を取得。金沢を訪れる海外からの旅行者をアテンドしています。趣味は、英語学習。留学経験なしの「純ジャパ」で英検1級、TOEIC950点を取得した経験を生かして英語学習者に役立つ情報とガイドの仕事で得た地元・金沢の情報とその魅力を紹介していきます。