2026年2月 エジプト旅行記 最終日・サッカラ・ダハシュール編|金沢通訳ガイド

エジプト8日間の旅、最終日

カイロ・ギザのホテルは、
ほんとうに寝るだけの滞在でした。
夜のプールのイルミネーションがとてもきれいで、
ホテル自体もとても素敵。
もっとゆっくり泊まりたかったなあ。

朝食は6時。
エジプトで最後の朝食です。

こちらに来て思ったのは、パンの種類がとても多いこと。
クルーズ船でもホテルでも、たくさんのパンが並んでいました。
あまりに種類が多すぎて、結局ほとんど食べきれなかったけれど。

さて、ツアーは7時出発。
まずは香水店へ向かいます。

どうやら昨日行ったパピルス屋さんと同じ経営らしく、
あの日本語が超上手なスタッフさんもいました。
香水屋さんで説明してくれたのは別の男性でしたが、
彼もまた日本語が上手で、なかなかの商売上手。

「どうやって勉強したの?」と聞いたら、
なんと ジャパネットたかた だそう。
一同、妙に納得。

私は英語でも少し話してみましたが、英語もとても上手でした。
「日本に行きたい」と話していて、
ぜひ来てほしいなあ、と思いました。

サッカラ 史上初のピラミッド群

さて、午前は サッカラ へ。
ギザよりもさらに古い時代のピラミッドがあるエリアです。

ここにあるのは、史上初のピラミッドとされる
ジェセル王の階段ピラミッド
階段状になった独特の形をしています。

サッカラは、エジプト最古のピラミッドがある広大な墓地遺跡。
近年も数千年前のミイラや彩色豊かな棺が大量に発見されていて、
いまなお発掘と調査が進む、まさに“ホットな”場所です。

ジェセル王の階段ピラミッドは、
史上初めて石材で造られたピラミッド。
もともとは正方形の「マスタバ墓」を積み重ねる形で作られたそうです。

さらに、外観は崩れているものの、
内部に最古の葬祭文書「ピラミッド・テキスト」が刻まれた
ウナス王のピラミッド も有名です。
壁一面に刻まれたヒエログリフは圧巻だ。

そして、ここで添乗員さんが
「サッカラの砂はとてもきれいなんですよ」と教えてくれたので、
さっそく少し採取してジップロックへ。
旅の小さな記念です。

ダハシュール スネフェル王のピラミッド

サッカラの次は ダハシュール

ここはサッカラのさらに南にあり、
クフ王の父・スネフェル王 が建てた
個性的なピラミッドが並ぶ場所です。

有名なのは、
エジプトで初めて“完璧な三角形”に成功したといわれる
赤のピラミッド

そしてもうひとつが、
途中で傾斜角度が変わる珍しい形の
屈折ピラミッド です。
建設途中に崩落を恐れて、角度を緩めたと言われています。

今回はその 屈折ピラミッドに入場 しました。

でも、ここが本当に大変だった。

ギザのクフ王のピラミッドもきつかったけれど、
こちらは想像を超えていました。

狭い通路を、頭を天井にこすりそうになりながら進む。
さらに奥ではもっと狭くなり、
戻ってくる人たちとすれ違うのもひと苦労。

同じツアーの若い人たちはすいすい進んでいくのに、
私たち“アダルトチーム”は、急な階段を上り
やっとこさ頂上へ。

足はすでにガクガク。
息つく暇もなく「下山」
出口に着いた時はもう達成感しかありませんでした。

しかしながら集合時間に少し遅れてしまい、
添乗員さんはかなりハラハラしていた様子。

ラマダンが近く、道路の混雑も予想されるため、
できるだけ時間通りに行程を回らないといけないらしいのです。

でも、このピラミッド入場は
私の中でいちばん印象に残った体験かもしれません。

そして、
今来てよかった と心から思いました。

10年後、いや5年後でも、
同じことができるかと聞かれたら、ちょっと自信がない。
だからこそ、このタイミングで来られたことがうれしかったです。

バンドがお出迎えする昼食会場へ

時間オーバーのままバスに乗り込み、昼食会場へ。

ここでは、お客さんをバンドが出迎えてくれるというスタイル。
私たちがバスを降りると、
にぎやかな音楽と踊りで迎えてくれました。

昼食は煮込みハンバーグ。
そのほかに、ターメイヤ と呼ばれるそら豆のコロッケ、
さらにパンにはさんで食べる、炒めたなすのペーストのようなものも。
エジプトらしい料理を最後まで楽しみました。

ハーン・ハリーリ市場へ

昼食のあとは、ハーン・ハリーリ市場 へ。
イスラム地区にある巨大な市場(スーク)です。

まず目を引くのが、大きな ミナレット
ミナレットはモスクの塔で、
ここから礼拝の時間を知らせる呼びかけ
アザーン が行われていました。

このミナレットは アル・フセイン・モスク のもの。
尖った鉛筆のような形はオスマン様式で、
ベージュの石材もカイロのイスラム建築らしい特徴だそうです。

バスを降りて市場へ入ると、
空気が一気に変わります。
活気に満ちていて、
お店の人たちが日本語でどんどん話しかけてくる。

「かわいいー!」
「ヤマモトヤマー!」

意味はよく分からないけれど、
とにかく気を引くためなのだろうなと思います。

カフェ・エル・フィシャウィでお茶を

市場の中ほどにあるカフェで、お茶タイム。

ここは有名な
エル・フィシャウィ という有名なカフェで、
たくさんの人がくつろいでいました。

ただ、私たちがお茶しているところへ
物売りの子どもたちがたくさん集まってきます。

エジプトではこういうことはよくあるそうで、
かわいそうでも相手にせず、
きっぱり無視することが大事です。

市場でお買い物

お茶のあとは、添乗員さんおすすめのお土産屋さんへ。

最初のお店・ネフェルティティでおすすめされたのは、
エジプト綿のタオル
私はエジプトのキャラクターのメモ帳と
エコバッグを買いました。

次のお店、ジョルディ
まるで日本の100均のような雰囲気。
とにかく安い。
しかも価格表示があるので、安心して買えます。

ここでは家族に
ヒエログリフがプリントされたTシャツを買いました。

買い物を終えてバスに乗車。

この市場周辺はとにかく交通量がすごく、
ここでタイミング悪くバスに乗り遅れたら大変なことになります。
やはり 時間厳守 です。

リバーサイドでエジプト最後の夕食

先ほど昼食を食べたばかりですが、
4時にはもう夕食。

あまりお腹は空いていなかったけれど、
これがエジプトで最後の食事。
リバーサイドのレストランでいただきます。

いろいろなものを食べたけれど、
やっぱり思ったのは、
日本の食事、家で食べるごはんがいちばん美味しい ということ。

エジプトではごはんにも味がついていることが多く、
普通の白いごはんがちょっと恋しくなりました。

普段ガイドをしていて、
お客さんが白飯に醤油をかけて食べたがる気持ちが
なぜかすごくよく分かった気がします。
彼らにとっては、それが一番ほっとする味なんだろうなあ。

よく食事に出てきたのは、
小さなパスタ「スズメの舌」が入ったスープ。
鶏だしのあっさりした味で、
これはとても食べやすかったです。

ナイル川とお別れ

夕食を終えて、ナイル川にお別れを。

もうすぐこの旅が終わると思うと、
なんとも言えず感慨深い。

ガイドのリハムさんとも記念写真を撮りました。

実はこの旅で、
ひとつやってみたいと思っていたことがありました。

それは、チップを渡すこと

私たちガイドは、
お客様から時々チップをいただくことがあります。
でも、自分が渡す側になる体験もしてみたかった。

今回は、
リハムさん、添乗員さん、
そしてアシスタントのアブちゃんに渡しました。

最後の買い物、そして空港へ

空港へ向かう前に、
地元のスーパーマーケットで最後の買い物。

正直、
お土産はここで完結するのでは? と思いました。

ガイドさんにすすめられて
ピラミッド形のチョコなども買ったけれど、
あとから思えば、
ここでまとめて買えばよかったかも……という気持ちも。

紅茶などは日本と比べてとても安く、
もっと買いたかったのですが、
スーツケースが小さすぎてあまり買えなかったのが残念でした。

渋滞もそれほどひどくなく、
無事に時間通りカイロ空港に到着。

ガイドのリハムさん、アブちゃんともここでお別れです。

すばらしい旅を支えてくれたことに、心から感謝。

夢だったエジプト、旅の終わり

空港で搭乗手続きを終えて、ふと振り返る。

つい数日前まで、
エジプトは「テレビの中の世界」だった。

ピラミッドも、神殿も、ナイル川も、
どこか遠い、空想の中の風景のように思っていた。

でも今は違う。

ナイル川の風、
砂の色、
神殿の巨大な石、
市場の喧騒、
そして出会った人たちの笑顔。

そのすべてが、
自分の体験として心の中に残っている。

子どもの頃から憧れていたエジプト。
「いつか行けたらいいな」と思っていた場所に、
本当に来ることができた。

そして思う。

夢は、ちゃんと行動すれば本当に叶うんだな、と。

エジプトで過ごした8日間。
それはきっと、これから先の人生で
何度も思い出すことになる、大切な時間。

思い出すたびに、
きっと胸が少し温かくなる。

そんな、
人生の宝物のような旅でした。

投稿者プロフィール

fumie
金沢生まれほぼほぼ金沢育ち。28年間英会話講師を務め、長年の夢だった全国通訳案内士の資格を取得。金沢を訪れる海外からの旅行者をアテンドしています。趣味は、英語学習。留学経験なしの「純ジャパ」で英検1級、TOEIC970点を取得した経験を生かして英語学習者に役立つ情報とガイドの仕事で得た地元・金沢の情報とその魅力を紹介していきます。

この記事を書いた人

fumie

金沢生まれほぼほぼ金沢育ち。28年間英会話講師を務め、長年の夢だった全国通訳案内士の資格を取得。金沢を訪れる海外からの旅行者をアテンドしています。趣味は、英語学習。留学経験なしの「純ジャパ」で英検1級、TOEIC970点を取得した経験を生かして英語学習者に役立つ情報とガイドの仕事で得た地元・金沢の情報とその魅力を紹介していきます。