2026年2月 エジプト旅行記 vol.7 カイロ・ギザ編|金沢通訳ガイド

ナイル川クルーズ終了、そしてカイロへ

ルクソールからアスワンまでのナイル川クルーズも、
今日で終了。

前日のアブシンベルから帰ってきて、くたくた。
本当はゆっくり寝たかったのだけれど、
起床時間はなんと 午前2時
もはや朝ではなく、完全に夜。

起きてすぐに荷物のパッキング。
出張の多いSさんは慣れた手つきでどんどん詰めていく。
一方、容量の悪い私はもたもた…。

フロントにはツアーメンバーが集結。
この時間なのに、1人も遅刻なし。

4泊したクルーズ船ともお別れ。
もう少しゆっくりしたかったなあ。

バスに乗り込み、アスワン空港へ。
ここから国内線でカイロに戻ります。

カイロへ戻る

ところが、ここでトラブル。
乗る予定だった便が遅延していて、約90分の遅れ

とはいえ、空港で朝ごはんを食べながら待ち、
無事に搭乗。

機内から見たカイロ郊外。
団地のような建物がびっしり並んでいる。

約1時間半でカイロに到着。

カイロでは
ギザのピラミッド、そして
今話題の 大エジプト博物館 を見学します。

空港から市内へ向かうバスの車窓。
遠くに、ギザのピラミッドが見えてきた!

ここでもまた胸がきゅんとなる。

いよいよ、あのピラミッドに会えるんだ。

パピルスのお店 日本語の超うまいスタッフさん

ツアーでは観光地の合間に
お土産屋さんにも立ち寄るのですが、
この日は パピルスのお店 へ。

パピルスがどう作られるのか、
お店の人が実演しながら説明してくれます。

彼女はカイロ大学で日本語を勉強したそうで、
日本語がとても上手。
ジョークを交えながらの説明に、みんな大笑い。

せっかく来たのだから…とお買い物タイム。

アブシンベルの絵のパピルスを見て、
つい財布の紐がゆるみ、
私も買ってしまいました。

ピラミッドを見ながら屋上レストランでランチ

昼食は、
ピラミッドが見える屋上レストラン

ギザの3つのピラミッドが
横並びで見える!
ここでランチなんて!

メインはチキングリルと、エジプト料理の コフタ
(エジプトのハンバーグのような料理)。

このコフタが、
今回の旅で食べたものの中で 一番美味しかった!

そして何よりのごちそうは、
ここからの眺め。

目の前に広がるピラミッド。

「ピラミッドって本当に存在してたんだ」

今それが、自分の目の前にある。
また胸がいっぱいになる。

いよいよギザのピラミッドへ

昼食後は、ギザのビジターセンターへ。
展示を見ながら、ピラミッドについて少し学びます。

ここからも
ギザの三大ピラミッドがきれいに見える。

そしていよいよ
クフ王のピラミッドへ。

とにかく、でかい。

写真や動画で見てきたけれど、
この大きさは実際に来ないと体感できない。

圧倒されるスケール。

積み上げられた石、
ひとつひとつが巨大。

どうやってここまで巨石を運び、
積み上げたのかは諸説あるけれど、
もはやこれは 神がかった建造物

ギザのピラミッドが建てられたのは
紀元前2500年ごろ

そのころ日本は
縄文時代の中期から後期。
青森の三内丸山遺跡などの大規模集落の時代です。

日本にもコミュニティは存在していたけれど、
こんな巨大建造物を作ってしまうほどの社会が
エジプトにはすでにあったのです。

クフ王のピラミッド内部へ

そしていよいよ
クフ王のピラミッド内部へ入場見学。

通路を抜け、
階段を登っていく。

この階段が、けっこうきつい。

動画ではそんなこと言ってなかったよ…。

通路は狭く、
向こうから来る人とやっとすれ違えるほど。

ようやく頂上の玄室に到着。

ここが、あの玄室。
もしピラミッドが本当にファラオの墓だったなら、
ここにミイラが安置されていたはず。

ただ、発見された時には
すでに何も残っていませんでした。

しかし私は、ここまでで体力を消耗。
感慨に浸る余裕はほとんどなし。

上がってきたら、今度は降りる。
これもまた大変。

結論。

ピラミッドは登山でした。

体力に自信のない人には
あまりおすすめしません。

でも、だからこそ
1日でも若いうちに行くのがいい。

私はこのタイミングで行けて、本当によかった。

クフのピラミッドの後、
すぐ横の王妃のピラミッドも見て、

そしてあのスフィンクスへ。

14年前、ロンドンの大英博物館で買った
スフィンクスと記念写真。

これを買った時、
まさか本当に本物を見れるとは
思ってもみなかった。

もしかしてこの子がこの旅を
導いてくれたのかも。

全面オープンした大エジプト博物館

ピラミッド見学の後は、
ギザの近くに最近全面オープンしたばかりの
大エジプト博物館へ。

まず建物に圧倒される。

入り口はピラミッドを思わせるデザイン。
壁面にはヒエログリフ。

天井の高いロビーには
巨大な ラムセス2世の像

もともとは駅に置かれていた像だそう。

年に2回、
壁に開けられた穴から太陽の光が差し込み、
この像の顔を照らす仕掛けになっています。

まるで
アブシンベル神殿の「奇跡の光」を再現しているよう。

大階段には、たくさんの展示物。

これはもう、
1日では見きれない規模。

ガイドさんの説明を聞きながら、
階段横のエスカレーターで上へ。

私たちはもっとゆっくり見たかったので、
滞在時間を延長して 6時間 博物館を満喫。

ツアーに含まれていた夕食は放棄し、
各自で食べることに。

でもちゃんと迎えに来てくれるので安心です。

必見!ツタンカーメンの宝物

この博物館の目玉は、
なんといっても ツタンカーメンの宝物

黄金のマスクも展示されています。

3000年以上前のものなのに、
いまも金色に輝いている。

ここだけ写真を撮る人の列ができていました。

棺や櫃もガラスケースの中に展示されています。

これだけの宝物が、
ルクソールで訪れた
あの王家の谷の墓の中に眠っていたとは。

「もしかして、まだ新しいお宝が出てくるのでは…?」

そんな期待までしてしまいます。

ツタンカーメン関連の宝物は
全部で約15000点

現在は一般チケットで見られましたが、
新しいゲートができていて、
将来は別チケットになるかもしれないとのこと。

吉村作治先生の太陽の船

吉村作治先生の
太陽の船展示館は別棟にあります。

この建物、どこか日本を思い出させる雰囲気。

太陽の船は、
今日入ったクフ王のピラミッド南側で発見されたもの。

吉村先生が発見した
もう一隻の船も現在修復中だそうです。

実は私、以前
金沢大学の講演会で吉村先生にお会いしたことがあります。

あのときは
「いつかエジプトに行けたらいいな」と思っていただけ。

それが本当に来ている。

思い出すと、また胸が熱くなりました。

日本語解説が多い理由

展示を見ていて気づいたこと。

ほぼすべての展示に
日本語の解説がついていました。

これは日本から多くの資本や協力が入っている証。

日本のエジプト愛、
そして考古学への情熱のおかげなのかもしれません。

ただ、日本の博物館ほど親切ではありません。

日本なら
丁寧なリーフレットがあったり、
展示の順路が分かりやすかったりしますが、

ここでは
矢印などの案内が少なく、
うっかり見逃してしまうこともありそう。

行く前に
館内のレイアウトを確認しておくのがおすすめです。

あと大変人が多いのですが、
夕方以降はかなり空いていました。

ミュージアムショップは
かなりおしゃれ。

街で売っている安っぽいお土産とは
だいぶ違います。

本当は
公式ガイドブックが欲しかったのですが、

ガイドさんに聞いても
「そういうものはない」とのこと。

そこは少し残念。

あと私たちは利用しませんでしたが
館内にはレストランとカフェが併設されていて
テイクアウトもできました。

夜の博物館にそびえるオベリスク

博物館の広場には水が流れていて、
まるで ナイル川をイメージしているよう。

中央には
ランドマークとなる大きなオベリスク。

夜はライトアップされて、とても美しい。

今日はアスワンを出発してから
本当に長い一日でした。

そして
明日はいよいよ エジプト最終日です。

投稿者プロフィール

fumie
金沢生まれほぼほぼ金沢育ち。28年間英会話講師を務め、長年の夢だった全国通訳案内士の資格を取得。金沢を訪れる海外からの旅行者をアテンドしています。趣味は、英語学習。留学経験なしの「純ジャパ」で英検1級、TOEIC970点を取得した経験を生かして英語学習者に役立つ情報とガイドの仕事で得た地元・金沢の情報とその魅力を紹介していきます。

この記事を書いた人

fumie

金沢生まれほぼほぼ金沢育ち。28年間英会話講師を務め、長年の夢だった全国通訳案内士の資格を取得。金沢を訪れる海外からの旅行者をアテンドしています。趣味は、英語学習。留学経験なしの「純ジャパ」で英検1級、TOEIC970点を取得した経験を生かして英語学習者に役立つ情報とガイドの仕事で得た地元・金沢の情報とその魅力を紹介していきます。