2026年2月 エジプト旅行記 vol.5 エドフ、コムオンボ編|金沢通訳ガイド

朝4時、モーニングコールからスタート!

まだ真っ暗なナイル川。
静かなはずなのに、どこかざわざわしている。

みどころ1 エスナの水門

2月はナイルクルーズのハイシーズン。
100隻以上ものクルーズ船が航行する時期だそう。

昨夜遅くから、順番待ちの船が
エスナ水門付近に停泊していました。

本来ならデッキでのんびり景色を楽しむ時間。
でもこの日は“船の渋滞”。

水門は、ナイル川の水位差を調整する巨大な“船用エレベーター”。
中に入るとゲートが閉まり、
数メートル単位で水位が上下する。

デッキから見ると、不思議な感覚。

すでに水門を抜けた船の灯りが、
水面にゆらゆらと映って美しい。

そして5時近くになると、
どこからともなく響くイスラムのお祈り「アザーン」。

エジプト4日目の朝が始まった。

みどころ2 船着場から馬車で神殿へ


寄港地はエドフ。

船着場には、ずらりと並ぶ馬車。
ここから神殿まで馬車で移動するのが定番ルート。

私たちも乗り込み、街へ。

道は凸凹。
段差を越えるたびにガタン!と大きく揺れる。

そして気づいたこと。

・信号がない
・クラクションが鳴りやまない
・車は砂と埃まみれ
・道端にはゴミ
・ティッシュを売る女性
・観光客に声をかける子どもたち

もう日本では見られない光景ばかり。

きれいとか、整っているとか、
そういう価値観が一度ぜんぶ外される。


みどころ3 ハヤブサの神 ホルス神殿

馬車で約10分。
姿を現すのが ホルス神殿

エジプトで最も保存状態が良い神殿のひとつ。
完成したのは、クレオパトラの父
**プトレマイオス12世**の時代。

高さ約36m、幅79mの巨大な塔門。
敵を打ち倒す王の姿が刻まれている。


中庭に鎮座する凛々しいハヤブサ像は、
最高のフォトスポット。
「国内で最も美しいホルス神」とも呼ばれるそう。という。

奥の至聖所には、復元された船型の神輿。
さらにその奥には花崗岩の祠。

かつてはファラオや高位の神官しか入れなかった空間。

列柱室にはパピルスの巻物をおさめたという図書館や
儀式用の道具を納めた部屋も。



回廊には、
善の神ホルスと悪の神セトの戦いを描いたレリーフが、
ほぼ無傷で残る。

石なのに、物語が動いている。


そして、チップ問題

帰りも同じ馬車。

ガイドさんから
「チップはもう払ってあるので不要」と聞いていたのに——

船着場に着いた途端、
御者さんが「チップちょうだい」のジェスチャー。

払わないと、さっきまでニコニコだったのに急にムッ。

わかりやすい(笑)

これもまた、エジプト。

昼はビールがうまい

午前中からかなり暑い。
冷たいビールが染みる。

夕方の寄港地・コム・オンボまで、
しばし船で休憩。

みどころ3 ライトアップされた姿が美しい コム・オンボ神殿

夜、ライトアップされて浮かび上がる
コム・オンボ神殿

ナイル川を見下ろす高台に立つ、
珍しい“二重構造”の神殿。

右側はワニの神ソベク、
左側はハヤブサの神ハロエリス。

左右対称に造られている。

壁面にはワニの頭を持つセベク神。


壁面には、古代の外科手術道具や
出産シーンのレリーフ。

高度な文明がここにあったことがわかる。



隣の博物館には、
神として崇められたワニのミイラ。

ワニにミイラ。

……シュールだなぁ。


昼は暑く、朝晩は冷える。
砂漠の気候を体で感じる一日。

船に戻って夕食。
明日に備えて早めに就寝。

船は一路、アスワンへ。

いよいよ、明日は待望のアブシンベル神殿。

vol.6へつづく。

投稿者プロフィール

fumie
金沢生まれほぼほぼ金沢育ち。28年間英会話講師を務め、長年の夢だった全国通訳案内士の資格を取得。金沢を訪れる海外からの旅行者をアテンドしています。趣味は、英語学習。留学経験なしの「純ジャパ」で英検1級、TOEIC970点を取得した経験を生かして英語学習者に役立つ情報とガイドの仕事で得た地元・金沢の情報とその魅力を紹介していきます。

この記事を書いた人

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金沢生まれほぼほぼ金沢育ち。28年間英会話講師を務め、長年の夢だった全国通訳案内士の資格を取得。金沢を訪れる海外からの旅行者をアテンドしています。趣味は、英語学習。留学経験なしの「純ジャパ」で英検1級、TOEIC970点を取得した経験を生かして英語学習者に役立つ情報とガイドの仕事で得た地元・金沢の情報とその魅力を紹介していきます。