「「超」勉強力」中野信子&山口真由著 東大女子の最強勉強法を学ぶ|金沢・BOOK

英語のスペシャリスト・金沢在住の通訳案内士のfumieです。

勉強をしてもなかなか結果が出ない時「自分の勉強のやり方はこれでいいのかな?」と不安になったりすることはありませんか?

今回は読書好きの私が選んだ本「「超」勉強力」を紹介します。今の自分の勉強法に疑問を感じている人はぜひお読みください。

【「超」勉強力】東大女子の勉強法の本

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「「超」勉強力」は美人脳科学者・中野信子さんとアメリカで活躍する弁護士・山口真由さんの共著です。お二人とも東大卒の才媛です。

勉強に対する考え方は違いますが、東大女子あるあるなど共通点もあり、全く堅苦しくなくすいすいと読めました。

納得したり、目から鱗だったりと、読み進むうちにグイグイ引っ張られるような感覚を覚えました。

頭の良さは先天的なものなのか⁈

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なぜ私がこの本を手にとったかというと、私自身、自分の勉強法がこれでいいのか?という疑問がずっと前からあったからです。

私は決して頭がいいわけではありません。むしろ悪い方だと思ってきました。

頭の良さは生まれつきなのか?中野さんはこの質問の答えを本の中でしてくれています。

いわゆる「頭の良さ」(知能)には、遺伝による先天的な影響があります。(中略)双子の研究から遺伝率は50%であると考えられています。ただし「頭の良さ」は後天的に伸ばすことも十分可能です。

「超」勉強力より 4ページ

頭の良さは半分は遺伝だけど、残りの半分はなんとかなるってことでしょうか?これは朗報です!

がんばることが楽しくなっていた⁈

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脳科学者の中野信子さんは子供の頃から体力がなく、めんどくさがりや。人生は有限なんだから、無駄なことはしたくないと考えて育ったそうです。

そんな中野さんが学生時代に気付いたのは、途中からどんどん学校の成績が落ちていく人が多くいたこと。そこで結果を出せていない人にありがちな真実を見つけたそうです。

わたしは「『努力そのもの』が楽しくなりはじめると成績が落ちるのではないか」という仮説を立てました。つまり、勉強ができるようになることではなく、がんばることが楽しくなってしまうというからくりです。(中略)なんらかのスキルを本気で身につけたいのなら、無駄なことをしていてはいけないし、努力そのものを楽しむという罠にハマってはならないのです。

「超」勉強力 24ページ

まだ本の冒頭部分ですが、これにはやられました。間違いなく自分のことだと思いました。

頑張ってる自分が好きで、しかも周りから頑張ってるね!すごいね!と言われると嬉しくてさらに努力にハマっていくタイプです。

元々体が丈夫ではなかった中野さんは効率よく体のエネルギーを消費することを心がけていたそうです。動く前に考えて行動する方が効率が良いのに決まっています。

わたしの場合、下手に体力ばかりがあるのでつい無駄に頑張ってしまうわけです。もっと早く気付きたかった・・・。でも今からでも遅くはないと信じたい・・・。

外国語に必要なのは日本語⁈

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これからの時代には会えばいつも新しい発見がある人、一緒にいると元気になれる人が活躍する時代だ、と中野さん。

では「この人に会いたい」と思ってもらえるにはどうしたらいいでしょうか?

そんな人になるためには、自分の考えを伝えられるだけの外国語の語彙や発音、表現を知るとともに、何よりも「国語力(日本語力)が大切です。国語力が足りなければ、そもそも「考える」ことができないからです。

「超」勉強力 42ページ

これは外国語学習者にとってはやや耳が痛い話。でもこれは間違いない事実です。わたしも長年英語を学習して思うことは、日本語で論理的に話せない人は英語でもできないということです。

日本語でさえ自分を表現できない人に英語でやれと言っても無理な話。英語で伝えたいことがあるのなら、まずは日本語で言語の運用能力を伸ばしていくべきです。

【7回読み勉強法】弁護士 山口真由さんお勧めの誰でも結果が出せる学習法

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アメリカで弁護士をしている山口真由さんは東大を主席で卒業。その後、財務省勤務を経て弁護士に。ハーバード大学に留学したという素晴らしい経歴を持つ人です。

山口さんが書かれた勉強法の本を読んだことがあります。それが「7回読み勉強法」です。私もこのやり方で通訳案内士試験の勉強をしました。

やり方はとてもシンプル。30分の流し読みを7回繰り返すだけです。

「そんな7回も読む時間なんかない」という声が聞こえてきそうですが、山口さんは7回読み勉強は誰にでもできて結果が出せる勉強法だと言っています。

7回読み勉強法で本を丸ごと頭に写し取る⁈

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「7回読み勉強法」では。1回ごとの理解度は浅くても、繰り返し読むことで頭に内容を刷り込んでいくことができます。(中略)記憶は継続と反復で強化されるため、一冊の本を7回も通読すると、記憶の定着度はかなり高まります。まるで、本の内容を「丸ごと写し取る」ように、頭に定着させることができるのです。

「超」勉強法より 152ページ

私の場合、確かに最初の1回目はほとんど頭に入ることはありませんでしたが全体像を掴むことはできました。

そして回数を重ねていくごとに少しづつ記憶に留まる情報が増えていきました。

後半になっていくと、細いところまで眼が行き届くようになって、たくさんの情報が定着していくのを実感することができました。

ここで大切なのは読む本の選び方です。自分に必要な情報が抜け漏れなくカバーされているものでなくてはいけません。

7回読んでみてもっと細部の情報が欲しいと言うのであれば、別の本を使って再度7回読みしてみるのもいいかもしれません。

私は現在お金の勉強中なんですが、早速7回読み勉強法を試してみようと思います!

【まとめ】自分の目的に合わせた無駄のない勉強をしよう

本の後半は著者二人の対談形式になっています。勉強法についてお互い異なった考え方をしているけれど、価値観に共通点があったりして、テーマが勉強法であることを忘れてしまうほどの盛り上がり!

二人とも読書から得た知識や知恵でもって、それぞれのフィールドで活躍していて、さすが考えることを仕事にしている人は違いますね。

中野さんは山口さんよりも年上ですが、先輩面することもなく、お互いフラットでお付き合いして素敵な関係だなと羨ましく思いました。

たまたま図書館でこの本を見つけてこの二人のタッグなら絶対面白いし、学びがあるはずと期待して読みましたが、読んで大正解でした。

英語学習を始め、これから身に付けていきたい学びについて、自分の目的に合った無駄のない勉強をしていきたいと強く感じました。

がむしゃらに勉強するのも大切ですが、時には立ち止まって自分の勉強法を振り返ることもやってみましょう!

投稿者プロフィール

fumie
金沢生まれほぼほぼ金沢育ち。28年間英会話講師を務め、長年の夢だった全国通訳案内士の資格を取得。金沢を訪れる海外からの旅行者をアテンドしています。趣味は、英語学習。留学経験なしの「純ジャパ」で英検1級、TOEIC950点を取得した経験を生かして英語学習者に役立つ情報とガイドの仕事で得た地元・金沢の情報とその魅力を紹介していきます。

この記事を書いた人

fumie

金沢生まれほぼほぼ金沢育ち。28年間英会話講師を務め、長年の夢だった全国通訳案内士の資格を取得。金沢を訪れる海外からの旅行者をアテンドしています。趣味は、英語学習。留学経験なしの「純ジャパ」で英検1級、TOEIC950点を取得した経験を生かして英語学習者に役立つ情報とガイドの仕事で得た地元・金沢の情報とその魅力を紹介していきます。