fumie 
PDF形式で記事をダウンロードする2021年ベストセラーの一冊
『スマホ脳』読了。
やはり私の脳はすっかり
スマホに侵されていたようだ。
備忘録を兼ねた個人的レビューですので
悪しからず。
『スマホ脳』精神科医が記した現代人の脳の恐るべき真実
この本を読もうと思ったのは、
ここ数年にわたって
パソコンやスマホに長時間を費やしていることに
ほとほと嫌気が差してきたから。
毎日のスクリーンタイム（パソコンとスマホの使用時間）
が10時間を超え、
それが仕事であるにせよ、
これは流石にまずいと感じた。
そう感じたのは私だけではないはず。
でなければ、この本がベストセラーになるはずもない。
『スマホは私たちの最新のドラッグである』
ストリーミングサービスなど、
それなしでの生活は考えられないほど、
次から次へと興味をそそるようなコンテンツを
提供し続けるサービスは、
本当に人をダメにする。
まさにスマホは世の中にはびこる
現代のドラッグと言える。
子供たちにはアルコールやタバコを禁止するのに
どうしてスマホは禁止できないのだろうか。
『SNSを使うほど人は孤独になる』
SNSを使わない日はあるだろうか？
気がつけばFacebookを始めて10年以上が経つ。
おかげでいろんな人に出会うチャンスや、
新しい学びを得ることもできた。
しかし、それを代償にしたものも多い。
例えば、それに費やしてきた
『時間』
そして、SNS上の投稿を見て感じる
『劣等感』
人はSNSを使えば使うほど
孤独になってしまうようだ。
『IT企業トップは子供にスマホを触らせない』
アップル社のスティーブ・ジョブズは
自分の子供たちにスマホをはじめとした
デジタル機器を触らせることを制限していた。
開発者自身が、その中毒性に気づいていたということだ。
今では２、3歳の小さな子供でさえ、
デジタル機器を操る時代だ。
そんな子供たちを見聞きするたび、
この子たちは大人になって
一体何を使いこなすようになるのだろうか、
果たしてそれは子供たちの
にとって幸せなことなのだろうか。
『集中力続かないのは年齢のせいだけではない』
歳を重ねれば重ねるほど聞くのが、
「集中力が続かない」というお悩み。
確かに集中力のスパンは短くなってきている。
いつだったか作業に集中するために
スマホを物理的に遠ざけた期間があったが
その間は目の前のことに集中することができたし、
作業のクオリティが格段に上がった。
スマホ依存から抜け出すことで
集中力の問題はわずかでも解決するのではないか。
【まとめ】スマホやめますか？人間やめますか？
現実、スマホなしでは不便な暮らしになってしまうし
かといって、それに縛られ続けるのは嫌だ。
スマホやめますか？
それとも人間やめますか？
となるとちょっと大袈裟にも聞こえるけれど、
私たち人間は、人類の長い歴史の中で、
突如現れたこの発明を使いこなすほど
成熟はしていないということらしい。
そして、スマホを開発した人たちの意図を考えると
ユーザーは完全に踊らされているという事実も
わかっておくべきだ。
投稿者プロフィール
- 金沢生まれほぼほぼ金沢育ち。28年間英会話講師を務め、長年の夢だった全国通訳案内士の資格を取得。金沢を訪れる海外からの旅行者をアテンドしています。趣味は、英語学習。留学経験なしの「純ジャパ」で英検１級、TOEIC950点を取得した経験を生かして英語学習者に役立つ情報とガイドの仕事で得た地元・金沢の情報とその魅力を紹介していきます。
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